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イギリスと日本の学校事情はかなり違います。
お子さんと一緒にイギリスに来られた皆様に、現地学校からのメッセージ。
「ママはどこ?」「家に帰りたい!」……子どもが泣き叫ぶ。
英国の新学期、9月の幼稚園初日はこんな光景から始まる。「ママの嘘つき~」との泣き声もある。楽しい所と母親に教えられたのか、パパと一緒だと言われたのか? 訳が分からない子どもの魂の叫び。9月は3歳から幼稚園に入る子どもにとって、初めて親と離れて一日を暮らす生活の第一歩。もちろん、楽しく「行ってきます」と元気良く手を振る子どもだっている。悲喜交交である。
幼稚園も含めて多くの英国の学校は9月から新学期が始まるのが普通。日系の幼稚園や小学校は日本の4月始まりの制度と同じく4から始まるが、英国は秋からの船出だ。英国の義務教育は5歳からで、これをYEAR1といい、15歳までYEAR11まで11年間を学校で暮らす。6歳からの小学校一年生から始まる日本とは一年早い。さらにその義務教育の前までの3歳、4歳がいわゆる幼稚園の時代。3歳をナーサリー、4歳をレセプションと呼ばれている。日系の幼稚園は5歳まであるから、その後 現地の小学校に行くとすればYEAR2からとなる。
英国で新学期はオータムターム。9月から12月だ。1月から3月までをスプリングターム、4月から7月をサマータームという。ウィンタータームがないし、実際の季節と合わないので複雑だ。桜が咲くウキウキの4月と違ってお天道様が姿をくらます暗黒の季節の始まりが学期の始まりとも言える。しかし、英国の会社の会計年度は4月/3月でこれまたややこしい。
しかし、朝の喧騒は数ヵ月を過ぎると歓喜となり、あの騒ぎはなんだったのだろうとなる。 数年後、5歳にもなると、母親よりお友達が多い幼稚園が楽しくなり、「ママはどこ」から「友達はどこ」「家に帰りたい」から「もっと幼稚園で遊んでいたい」となる。
3歳の子どもにとって、また親にとっても人生で最初の子離れ、親離れがこの季節。子どもと親が5本の指でつながれている赤ちゃんが終わり、この3歳で一本が外される。成長とは裏腹に一本一本が長い年月を超えて離れていく。それは同時に社会生活の突入でもある。今日はお父さんの誕生日。「お祝いするの」とある女の子。「何をするの」と先生が聞くと「お母さんとお父さんの邪魔をしないの」と。子どものませたつぶやき。子どもたちは親の知らない間に社会に溶け込んで行く。
情報提供元
英国前田学園
www.maedagroup.co.uk



